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ドライバー必見!レギュラーとハイオク、軽油の違いとは? 第2回

2024.5.31  ケイカフェお知らせ広場, ケイカフェコラム 

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ドライバー必見!レギュラーとハイオク、軽油の違いとは? 第1回

ドライビングの質を左右する燃料選び。ドライバーならひと目で区別できるレギュラーガソリン、ハイオクガソリン、そして軽油―これらの基本的な違いと用途、そしてあなたの愛車にとって最適な選択肢は何かを解説します。燃料の種類ごとの特性、価格差、エンジンへの影響を把握し、賢く運転しましょう。

価格差について

ドライバーの皆さんが給油をする際に気になるのが燃料の価格差です。

レギュラーガソリンとハイオク、そして軽油には、それぞれに役立つ特徴があり、それぞれの価格にも差があります。日々の給油で少しでも節約をはかりたい方や、自分の車の性能を最大限に引き出したい方にとって、この価格差は無視できない要素です。

同じ給油スタンドであっても、種類によって価格が異なるのはなぜなのでしょうか?その理由や背景には、複数の要因が絡み合っているのです。

レギュラーとハイオクの価格差

給油する際に最も身近な疑問は、レギュラーガソリンとハイオクガソリンの価格差ではないでしょうか。

一般的に、ハイオクはレギュラーよりも高額なケースが多く見受けられます。この価格差は、燃料のオクタン価に起因します。オクタン価が高いハイオクは、エンジンのノッキング(異常燃焼)を防ぐためのもので、高性能車両や高圧縮比エンジン搭載車の性能を保ち発揮させるために必要な燃料です。

また、オクタン価を向上させるためには、より精製を要するためにコストがかかり、それが価格に反映されるのです。

さらに、製油所から販売店に至る流通コストや、需要と供給のバランス、税制、国際情勢なども価格に影響を及ぼしています。

 軽油とガソリンの価格比較

次に、軽油とガソリン(レギュラー・ハイオク)との価格比較ですが、これも大きな関心事です。

軽油は主にディーゼルエンジンを使用する乗用車やトラックで使用されます。価格的には、軽油はガソリンよりも安価な傾向にあります。これは生産過程での精製工程が比較的少なく済むため、製造コストが低いことが理由として挙げられます。

しかし、税制の違い、つまり軽油に課せられる税金がガソリンと異なることも価格に影響を及ぼしています。

また、環境規制の厳格化により、ディーゼルエンジン車向けの軽油も高品質化が求められるようになりつつあるため、価格差は時期によって変動する可能性があります。

価格変動の要因とその影響

さて、燃料価格が変動する要因は何かというと、やはり大きな要素として国際的な原油価格の変動があります。経済情勢、政治的な問題、自然災害などによって原油価格は日々変動し、これが直接的に燃料価格に反映されることにあります。

また、国内の税制や補助金、給油スタンドの競争状況、流通コストの変化なども燃料価格を左右する要因です。これらの変動要因によって、ドライバーの皆さんの経済状況にも影響が出ることでしょう。

特に長距離運転が多い方や、運送業に携わる方にとっては、日々の価格変動は無視できない問題となります。

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燃料の見分け方

車を運転する上で、適切な燃料を選択することは非常に大切です。レギュラー、ハイオク、軽油といった各種燃料は、それぞれに特性があるため、誤って給油すると車両に損傷を与えることもあります。自動車のマニュアルをしっかりと確認し、正しい燃料を選ぶことが肝心です。

しかし、ガソリンスタンドについてすぐに正しい燃料を見分けるにはどうすればよいでしょうか。燃料キャップやノズルの色、形状など、いくつかの見分け方があるのです。

ガソリンスタンドでの識別方法

マイカーの運転手であれば、ガソリンスタンドで燃料を選ぶ場面に何度も遭遇するでしょう。ここでは、すぐに全ての燃料を識別する方法の一つとして、ガソリンスタンドにある様々なヒントに注目してみましょう。

まずは、スタンドに設置されている大きな看板を見ることから始めます。この看板には通常、レギュラー、ハイオク、軽油といった燃料の種類と価格が表示されています。また、ノズルごとに色分けされていることも多く、たとえばレギュラー燃料は赤、ハイオクは黄、軽油は緑といった具体的な色で識別されていることが一般的です。

これらの色を覚えておくと、迅速に適切な燃料を選ぶことができるでしょう。

車両の燃料キャップとラベルの確認

続いて、誤った燃料を給油しないためにも、車両自体が持つ情報を活用する方法があります。燃料を入れるためのキャップの内側やそばに、どの燃料を使うべきかを示すラベルや表示があることが多いです。

例えば軽油(ディーゼル)を使用する車では、「Diesel」や「軽油」と明記されていることが普通ですし、ハイオク仕様の車であれば、その旨を示すマークがついている場合もあります。これらのラベルや表示は給油口近くにあることが多いので、給油する前に確認する癖をつけると良いでしょう。

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燃料選択のポイント

自動車の性能を最大限に発揮させ、長持ちさせるうえで重要なのが正しい燃料の選択です。車種やエンジンの種類によって推奨される燃料は異なりますし、使用する燃料によっても燃費や経済性が大きく変わることがあります。

そこで、どのように燃料を選ぶべきか、そのポイントをいくつかご紹介します。

まず最初に考えるべきなのが、車の説明書や仕様書に書かれた推奨燃料の情報です。車種によってはレギュラーガソリンを想定して作られているものもあれば、ハイオクガソリンを必要とする車もあります。

また、ディーゼルエンジン車には軽油が用いられます。さらに、オクタン価やエンジンへの適合性、気候や走行条件に応じた選択などが燃料を選ぶ際のポイントとなります。

車種ごとの推奨燃料

車によって設計されたエンジン性能を活かすために、適切な燃料を使うことはとても大切です。例えば、スポーツカーや高級車などでは、エンジン性能を最大限に引き出すためにハイオクガソリンが推奨されることがあります。

一方で、家庭用や一般的な乗用車では、レギュラーガソリンで十分な性能を発揮できるように作られているので、ハイオクを利用する必要はありません。

ディーゼル車は軽油が必要であるのはもちろんですが、その中でも新型のクリーンディーゼルなどは高品質な軽油を選ぶことが重要である場合もあります。さらに、エコカーとしてのハイブリッド車や電気自動車(EV)も存在し、こういった車種ではガソリンの種類以上にエネルギーの効率や環境への配慮を考えた選択が求められます。

つまり、自分の車の特性を理解し、適した燃料を選ぶことが、車と長く良い関係を続けるための肝となるのです。

燃料の選択が車の性能と寿命に与える影響

適切でない燃料を給油すると、エンジンに負担をかけることになり、性能の低下や寿命の短縮につながることさえあります。

例えば、推奨よりも低いオクタン価のガソリンを使用すると、ノッキングというエンジン内部で異常燃焼が発生する現象が起こる可能性があります。これはエンジンに大きなダメージを与え、修理費用がかさむ原因となり得ます。

逆に、必要以上に高いオクタン価のガソリンを使っても、車の性能を引き出しきれず、コスト面で損をすることになりかねません。

また、ディーゼル車にガソリンを入れてしまったり、ガソリン車に軽油を入れてしまった場合、エンジンが故障するだけでなく、走行不能になることもあります。

これらのことからも、燃料の選択は車の性能はもちろん、安全性にも直結していると言えるでしょう。

燃費と経済性の考慮

クルマを選ぶときや、日々の運転で気になるのが燃費と経済性です。燃費が良ければ、それだけランニングコストを抑えることができますし、経済的なメリットも大きいです。

ガソリンの種類によっても燃費は変わることがあるため、その特性を理解して選ぶことが重要です。たとえば、ハイオクガソリンはレギュラーガソリンに比べて一般に価格が高いですが、エンジンの効率や性能が向上するものが多く、結果として燃費が向上することがあります。

また、現在は燃費を良くする添加剤が配合された高品質なガソリンも市販されており、少しそれに投資することで将来的な経済性が得られることもあります。

燃料を選ぶときは、単にその時点での価格だけでなく、燃費や車のコンディション、長期的なコストを考えるべきでしょう。

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