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カーローンの基本の話。低金利ってほんとにおトク?①

2025.9.19  ケイカフェお知らせ広場, ケイカフェコラム 

「低金利ローン」ってよく聞くけど、実際どれくらいおトクなの?

車の購入を考えはじめたとき、まず気になるのが「支払い」や「ローン」の話ですよね。とくに最近は「低金利0.9%~」のようなフレーズが広告やキャンペーンでも目立つようになりました。でも、「低金利ローンってどういう仕組み?」「デメリットはないの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、はじめてでもわかりやすく、マイカーローンの「低金利」の基本から、そのメリット・デメリットまでを徹底解説。新車・中古車どちらを買う場合にも知っておきたい内容をお届けします。


そもそも「低金利ローン」って何?

車のローンを考えるとき、まず理解しておきたいのが「金利」の仕組みです。金利とは、ローンを組んだ際に金融機関に支払う「利息」の割合のこと。たとえば100万円を金利3%で借りた場合、1年後には約3万円の利息を追加で支払うことになります。つまり、金利が高いほど支払い総額は大きくなり、金利が低いほど「おトク」になるわけです。

では、どのくらいの金利が一般的なのでしょうか?マイカーローンの相場は、銀行系では一般的に年1〜4%程度(キャンペーンや条件付き)が多く、ディーラー系ローンでは 年3〜6%前後の設定がされることが多いです。

「銀行系ローン」と「ディーラーローン」の違いについても押さえておきたいポイントです。銀行系ローンは金利が比較的低く、用途の自由度や支払いプランの選択肢が豊富という魅力がありますが、その分審査が厳しい、必要書類が多い、結果が出るまでに時間がかかるケースが多くあります。ディーラーローンは、購入契約とローンの手続きが同時にできるなど手間が省け、納車までの手続きも速いですが、金利が銀行系と比べて高く設定されがちです。

「低金利ローン」とは、こうした一般的な金利相場と比較して、明らかに低い金利(1%前後)で提供されるローンのことを指します。現在では多くのディーラーやサブディーラーが独自のキャンペーンとしてこの低金利を打ち出していますが、内容や条件はさまざま。しっかりと比較検討し、信頼できる販売店を選ぶことが大切です。


マイカーローンに「低金利」を使うメリット

低金利ローンを使う最大のメリットは、やはり「毎月の支払いが抑えられること」。同じ車を購入する場合でも、金利が低ければその分だけ月々の返済額が少なくなり、家計への負担を軽減できます。特に家族持ちの方や、他にもローンを抱えている方にとっては、この差が非常に大きな意味を持ちます。

長期的に見れば「総支払額が安く済む」というのも見逃せないポイントです。たとえば金利が3%と0.9%では、5年ローンを組んだときの返済総額に数十万円の差が出ることもあります。「安く買ったつもりなのに、金利で結局高くついた…」という事態を防ぐには、金利にしっかり目を向けることが必要です。

また、「審査が通りやすい」というのは、ディーラーローンの利点ではあります。車を担保にできることや、ディーラーが信販会社と協力して審査基準を設定していることが多く、安定した収入が少し不足している方や非正規就労の方でも、銀行系より申請が通ることがあるという報告があります。

さらに、「今だけキャンペーン!」というように特別な低金利プランを用意している販売店も多くあります。たとえば「低金利0.9%」「頭金なし」「ボーナス払いOK」などの条件が揃えば、予算に合わせた柔軟な車選びが可能になります。


逆にデメリットや注意点は?

「低金利なら何でもいい!」と思いがちですが、実は落とし穴もあります。まず注意したいのが「審査基準」。低金利であればあるほど、金融機関側のリスクが高まるため、審査が少し厳しくなるケースも。安定した収入や勤続年数が求められる場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

また、低金利ローンやキャンペーンローンには多くの条件が設定されていることが多いです。「対象車種限定」「頭金が一定額必要」「返済期間が一定以内」「保証会社の審査」などです。これらをよく確認しないと、「見た目の金利が低くても実際の支払いが想定より高くなる」ケースがあります。

最近では金利ゼロ%のキャンペーンを見かけますが、金利ゼロだからと言ってすべてがお得とは限りません。車両価格が高めに設定されていたり、諸費用や手数料が別に発生することがあり、トータルコストで見れば他のローンプランより割高になることがあります。

最後に、「残債リスク」も無視できません。ローンを返済途中で車を売りたい・乗り換えたい・返却したいと思ったとき、契約上の残債を一括で清算しなければならない場合があります。特に残価設定ローンなどでは、予想残価が実際の下取り価格と変動したときに差額が発生することがあります。

低金利キャンペーンには「期間限定」のものが多くあります。タイミングを逃すと、次回はいつになるかわからないということもあるので、気になる方はできるだけ早めに情報収集を始めましょう。


まとめ

「低金利ローン」は、賢く使えば家計にやさしい強い味方。ただし、仕組みや条件を理解せずに契約してしまうと、逆に損をしてしまう可能性もあります。今回ご紹介したように、金利の違いが支払いにどう影響するのか、メリットだけでなくデメリットも含めて知っておくことで、後悔のない車選びができるはずです。

次回のブログでは、実際のローン選びのポイントや、すでにローンを組んでいる方にも役立つ「借り換え」について詳しくご紹介します。お楽しみに!