
前編では、アクセル操作やエアコンの使い方など、運転中に実践できる燃費向上のコツをご紹介しました。
しかし、燃費は運転技術だけで決まるものではありません。実はタイヤの状態や車内の荷物、普段の移動計画なども燃料消費に大きく関係しています。
「運転には気を付けているのに思ったほど燃費が伸びない」という方は、車の管理方法や日常の習慣に改善の余地があるかもしれません。
今回は後編として、愛車のメンテナンスや出発前の工夫など、誰でも取り組める燃費向上の5つのコツをご紹介します。
【愛車メンテナンス編】少しの手間で差がつく3つの習慣
⑥タイヤの空気圧を「定期チェック&微調整」

タイヤの空気圧は燃費に大きく関わります。空気が不足したタイヤは転がりにくくなり、エンジンが余計な力を使うことになります。
空気圧は自然に少しずつ低下するため、放置すると気付かないうちに燃費が悪化していることもあります。
月に1回程度は点検するのがおすすめです。ガソリンスタンドやカー用品店で簡単に確認できます。
また、メーカー指定空気圧を基準に適正管理することが重要です。安全性にも関わる部分なので、燃費向上だけでなく定期点検の習慣として取り入れたいポイントです。
⑦トランクの「積みっぱなしの荷物」を降ろす

車内に不要な荷物を積みっぱなしにしていませんか。荷物が増えると車重が重くなり、その分だけ燃料消費も増加します。
特にゴルフバッグやアウトドア用品、工具類などは意外と重量があります。毎日使わない物であれば、自宅に保管した方が効率的です。
車は軽いほど少ない力で動きます。そのため不要な荷物を整理するだけでも燃費改善につながる可能性があります。
定期的にトランクを見直し、本当に必要な物だけを積む習慣をつけましょう。
⑧定期的な洗車で「空気抵抗」を減らす

洗車と燃費は関係ないと思われがちですが、実は全く無関係とはいえません。
車体に泥やホコリが付着すると空気の流れが乱れやすくなります。燃費への影響は大きくありませんが、きれいな状態を維持することには意味があります。
また、定期的に洗車することでタイヤやボディの異常にも気付きやすくなります。結果として車を大切に扱う意識が高まり、穏やかな運転にもつながります。
燃費向上効果だけを期待するのではなく、愛車管理の一環として考えるとよいでしょう。
【計画・スマートライフ編】走る前の2つの準備
⑨出発前の「ルート検索」を徹底する

燃費を悪化させる大きな原因の一つが無駄な走行です。
道に迷ったり、渋滞に巻き込まれたりすると、走行距離も時間も増えてしまいます。特にストップ&ゴーの多い渋滞は燃料消費が増えやすい状況です。
最近のナビアプリは渋滞情報や到着予想時刻をリアルタイムで確認できます。出発前にルートを確認するだけでも、燃費改善につながる可能性があります。
目的地まで効率よく移動することは、時間の節約にもなります。
⑩ 10分以上の待ち時間は「アイドリングストップ」

エンジンをかけたまま停車している状態でも燃料は消費されています。
待ち合わせや休憩などで長時間停車する場合は、状況に応じてエンジンを停止するのも有効な方法です。
もちろん真夏や真冬など、体調管理を優先すべき場面では無理をする必要はありません。また、安全面や周囲の状況も考慮する必要があります。
短時間では大きな差にならなくても、積み重ねることで燃料消費を抑える効果が期待できます。
まとめ

燃費向上というと難しく聞こえるかもしれませんが、実際には日々の小さな積み重ねが大きな差を生みます。
前編でご紹介した運転テクニックに加え、今回の後編で解説したタイヤ管理や荷物整理、ルート検索などを組み合わせることで、より効率的なカーライフを目指すことができます。
燃費改善は単なる節約だけではありません。車への負担を減らし、安全運転につながるメリットもあります。
すべてを一度に実践する必要はありません。まずはできそうなものを一つ選び、次回の運転から試してみてください。その小さな一歩が、長期的なガソリン代節約につながるはずです。
